【No.16】何もしていないのに膝が痛いって何故?

スポーツをしている人
日々のデスクワークに追われている人
重い物をよく持ち体に負荷をかけている人
普段特に体を動かすことがない人
膝の痛みは上記の方ではどれも出てくる可能性はあります。
「えっ!デスクワークでも膝痛くなるの?」って言いたくなりますよね笑
はい、デスクワークでも膝。痛くなりますよ!
デスクワークが中心の生活になると骨盤にゆがみが生じて膝がO脚になってきます。
O脚になると変形性膝関節症のリスクが高まり、膝の痛みの原因になりますので早めの治療をおすすめしますよ(>_<)
膝は特に痛みがどんどん酷くなってくると水が溜まってきて、ご自身ではどう対処すればいいのか分からない場合もでてきますよね。
では「膝に水が溜まる」とは一体どういう状態なのでしょうか?
今回は膝の痛みと「水」の正体についてお話していきます!(^^)!
膝の痛みの種類
膝の痛みと言っても場所によって原因が全然変わってきます。
前面の痛み
◇オスグッド・シュラッター(成長期に多く起こる成長痛の一つです。筋肉が骨の成長に追いつかず筋肉が引っ張られるのが原因)
◇ジャンパー膝(ジャンプする競技に多い。膝蓋靭帯(お皿の下)という部分が硬くなり柔軟性が落ちるのが原因)
側面の痛み
◇ランナー膝(走る競技に多い。腸脛靭帯(膝の外側)という部分が硬くなり柔軟性が落ちるのが原因)
◇変形性膝関節症(主にO脚が原因で内側の軟骨が擦り減ってしまい痛みがでてきます。)
◇靭帯損傷(靭帯が傷んだり、伸ばされたりして痛みがでている状態です。)
後面の痛み
◇変形性膝関節症
◇筋肉の緊張
原因も変われば治療方法も変わる為しっかり他の症状と見比べて判断した上で治療するのが大事ですよ!(^^)!
膝の「水」って一体何??
よく「膝に水が溜まって病院で水を抜いてもらったよー」という会話を一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
ではその「水」とは一体何なのか知っている人はあまりいないのではないかと思います。
水の正体は滑液という液体の事です。
滑液は潤滑オイルのような役割があり膝の動きをスムーズにする働きがあります。
膝の動きを良くする為には必要不可欠なものなのですが、炎症が起きたりすると滑液の量が増えすぎて処理しきれなくなります。そうすると「水が溜まった」状態になります。
滑液が増えすぎると、逆に膝を圧迫したり動きの妨げになる為膝の痛みの原因になります。
そして気になるのがこの「水」って抜いたほうがいいの?
という話ですが結論から言うと抜かない方がいいです。
何故ならこの滑液には潤滑オイルの役割の他にヒアルロン酸やタンパク質が含まれており、膝に栄養を与えているものなのでとても重要な役割をしています(>_<)
「水を抜く」のではなく包帯やサポーター等で体に吸収させてあげた方が実は良かったりします!(^^)!
水を抜くと一時的には楽になりますがまた溜まってくることがほとんどです。
原因を取り除かない限り水は溜まり続けるんですね(^_^;)
膝に痛みが出ないようにするにはどうしたらいいですか?
上記で膝の痛みの原因をいくつか挙げましたが、大事になってくるのは筋肉と体のバランスです!(^^)!
筋肉が硬くなって痛みが出る。
筋肉に引っ張られて痛みが出る。
骨のゆがみや筋肉の硬さからO脚になり膝が変形する。
スポーツでの怪我を除けばほぼ当てはまりませんか?
膝に痛みがでないようにするには筋力、柔軟性、日常生活の3つがとても大事です(^_^)
これが一つでも欠けてしまうと筋肉の硬さ、体のゆがみを生じて痛みに繋がります!
まとめ
いかがでしたか?
膝に対する意識が少し変わったのではないでしょうか!(^^)!
膝の手術をしなくてもいいように今のうちから対策しておくといいですね(*^_^*)