【No.55】無理なダイエットは逆効果?実はダイエットには落とし穴があるのです。

突然ですが、皆さん現在日本の肥満率はどれぐらいかご存じですか?
今、男性の3割、女性の2割が肥満と呼ばれる状態です。
しかし、食べ過ぎや飲みすぎで肥満になるならまだしも特にたくさん食べたり飲んだりしているわけでもないのにどんどん肥満になっていく方が近年増えているのです(>_<)
実はそれには理由があるのです!
今回はそんな肥満についてお話していきます!(^^)!
「サルコぺニア」って聞いたことありますか?実はとても重要なキーワードです!
皆さん、「サルコぺニア」という言葉をご存じですか?
初めに言っておきますが「猿」とは関係ないですからね(笑
サルコぺニアとはギリシャ語で「サルコ」は筋肉、「ぺニア」は減少といいます。
サルコぺニア=筋肉の減少という意味になりますね!
筋肉量が減って基礎代謝が低下して起こる肥満を「サルコぺニア肥満」といいます。
運動は脂肪の燃焼だけではなく筋肉量の維持や増量にも影響しますので運動をしなくなると筋肉も細くなってしまいますので必然的に基礎代謝が落ちるのは目に見えて分かることですね(^_^;)
この筋肉量の減少が今すごく問題になっているのです(>_<)
間違ったダイエットにはご注意を!隠れサルコぺニア肥満とは?
筋肉量は女性の方が少ないことからサルコぺニア肥満は特に女性に多く、年齢が上がるにつれて増えていきます。
また、見た目はとても細く体重や体形も昔とほぼ変わらないような肥満とは程遠いと思われる人でも調べていくと以前より筋肉量が少なく、その変わり脂肪が増えて体重はそのままあまり変わらないという場合もあります。
この見た目は細いけど筋肉量少なく脂肪が多くなった状態を「隠れサルコぺニア肥満」といいます!
食事を無理に抑えるようなダイエットを繰り返ししていると筋肉量が減ってしまう傾向にあるので注意が必要です!
サルコぺニア肥満は糖尿病になりやすい?!
通常の食べ過ぎの肥満であれば食事制限をすれば体重は減っていきます。
サルコぺニア肥満の場合も食事制限をすれば体重は減っていくのですが重要な筋肉量が足らない為にリバウンドもしやすく無理な食事制限により筋肉量が減り悪化させるケースもあります(>_<)
特に筋肉には身体を動かす役割はもちろん、エネルギーを貯めたりを放出したりする役割もある為筋肉量が減ってしまうとエネルギーの調節が難しくなる為すぐ疲れたり血糖値にも影響が出てきます。
筋肉量が少ないと糖尿病になりやすくなってしまうので注意が必要ですね!
サルコぺニア肥満を撃退するには?
サルコぺニア肥満を撃退、もしくは予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
それはズバリ運動と食事です!
というより残念ながらその他にはないのです(>_<)
最近では燃焼系のサプリメント等が取り扱われていますが肝心の筋肉が増えないとサルコぺニア肥満には不向きと言えますね(^_^;)
食事はタンパク質を中心に炭水化物等の糖質は多く取らないように気を付ける必要があります。
また、ウォーキングやランニングのような有酸素系の運動もいいのですがサルコぺニア肥満の場合は筋肉量が少ないことが原因なので筋肉トレーニングをしないといけません!
特に下半身の筋肉は身体の中でも大きい分鍛えると代謝量はとても増えるのですが、逆に下半身の筋肉量が減ってしまうと代謝は一気に落ちてしまうので鍛えるのであれば下半身を中心としたトレーニングがおすすめです!(^^)!
まとめ
「運動はしたくない!でもご飯はいっぱい食べたい!」
気持ちはとても分かりますがそれを許さない時代になってきています(^_^;)
生活はより楽に、食事はより高カロリーになって身体を動かさなくてもある程度のことならばできてしまう時代になり、食事も最近では糖質オフの食品もできていますが満足感が得られないものが多い為食べる量は恐らく以前より増えたか変わらないかだと思います。
これからももっと便利な時代になり、より身体を動かすことは減ってくると思うのでサルコぺニア肥満は今以上に増えてくると予想されます(>_<)
もしそうなると日本の半数以上が肥満ということにもなりかねないので、そうならないようにしっかりと運動や食事管理をしないといけません!
まずはウォーキングから、そして筋トレへ!
目指せ!脱サルコぺニア!